40代になった途端、応募できる求人すら見つからず転職活動を挫折しそうになりますよね?
30代の頃は転職エージェントや転職サイトからのオファーが多く、自分もまだまだ捨てたもんじゃないと気が大きくなってしまった人も多いはずです。
そんな中、40代を少し過ぎた道子さんも職場に嫌気がさし、豊富に求人があるだろうと信じ退職してしまったようです。
講師の仕事は待遇が悪く日に日に募る不満が限界を迎えた
専門学校の講師から研究機関のアシスタントに転職
私が転職した動機は、前に働いていた職場の待遇が最悪で、数年間は我慢しながら働いていたのですがもう限界だったから。
ただ専門学校の講師や担任という立場だったため、学生たちのことを考えると辞めたい時に辞めることは出来ませんでした。
ですから、担当していた学生たちが卒業した後の3月いっぱいで退職。
本当は退職する前から転職活動をしたかったのですが、仕事が忙し過ぎましたし休みも貰えない状況でしたので、退職してから新しい仕事を探すことしか出来ず残念でした。
転職の際に利用した手段は主にハローワーク。
自宅から車で10分ほどの場所にハローワークがあったので、前の仕事を退職した後は毎日のように通っていました。
毎日のようにパソコンを使って、年齢や条件を入れて目新しい仕事が追加されていないかどうかチェックしたり、条件を変えて仕事を検索。
少しでも興味がある仕事を見つけた時や行き詰った時は、カウンターの相談員さんのところに行って相談したことも何度もあります。
しかし現実は厳しく、毎日ハローワークに通ってもなかなか仕事が決まりません。
もう正社員の道は半ばあきらめ、いくつかの派遣会社に登録をしに行きました。
このまま無職を続けるわけにはいかないので、とりあえず最初は派遣社員としてでも働きたいと考えました。
数打てばどこかは当たるだろうという単純な思考で、複数の派遣会社の登録会に出向きました。
そしてそのうちのとある派遣会社から、「半年後には派遣社員から正社員として働ける可能性が高い」仕事を紹介してもらい、その仕事の面接を受けて無事に受かることが出来て転職することが出来ました。
勢いで退職したが応募できる求人すら見つからず募る焦り
前職が忙しくて心も体もクタクタでしたので、退職したら少しゆっくり過ごしたいと考えていました。
実際、無事引継ぎが終わって退職できたので、最初はゆっくりした時間の過ごし方ができ嬉しかったのを覚えています。
でも結局は、ゆっくりした時間の過ごし方にも飽きて来て、忙しく働いていた時のことが懐かしくなり早く働きたいと焦るようになりました。
人間って贅沢な生き物ですよね?
焦った私は、毎日のようにハローワークに行って、求人情報をチェックしたり、相談員さんに相談をしたり、自宅でインターネット上に掲載されている求人情報をチェックしたり、無料で配られている求人情報誌の情報をチェックし続けました。
でも時期が悪かったのか、良い求人があまり無かったので「ひょっとして応募できる求人すらないんじゃないのか?」と心底心配になりましたね。
また良い求人情報が載っていても、年齢制限などで面接すら受けることが出来ない場合が多くて落ち込むことが多くなっていきました。
こんなことなら、前の仕事を我慢してやり続けた方が良かったのかもしれないと考えるようにまでになっていく私。
前の職場の待遇があまりにも悪かったので辞めることを決意したのですが、ぜんぜん転職先が見つからない状況に陥った時にはそんな悪い待遇の仕事でも働かせてもらえるだけでも良かったのかもしれないと考えるようになりました。
毎日、朝、主人を見送った後、一人で家の中でパソコンで求人情報をチェックしたり、仕事を探すことばかりの生活で、主人が帰宅するまで誰とも会話しなかった日が続くと、更に焦るようになってしまいました。
40代なだけで面接すら受けることができない現実に絶望
前の職場で一緒に働いていた同僚も、私と同じ時期にその会社を退職したので、彼女と一緒にハローワークで会って話すことも良くありました。
お互いに励ましあい相談しあいながら転職活動を頑張っていたのですが、彼女の転職先はわりと早く決まりました。
正直に告白しますが、その報告を聞いて嬉しかったのと同時に寂しい気持ちにもなりましたし、ますます早く転職先を見つけなければいけないと焦る気持ちが強くなってしまいました。
40代という年齢がネックになって、面接すら受けさせてもらえないことが多々ありましたので苦労しましたね。
ハローワークで是非仕事してみたいと思った求人に年齢制限が「30代まで」とあっても、厚かましくも相談員さんのところに相談に行って、その仕事の面接だけでも受けることが出来ないかどうかをその会社に確認してもらったことも何度かあります。
でも年齢制限の壁は高くて、やっぱり面接すら受けさせてもらえずショックでしたね。
転職先を探し始めた頃は待遇や職種について色々こだわりがあったのですが、なかなか就職先が決まらなくなっていった時には、こだわりがだんだん無くなって来て、もうどんな仕事でもやろうかなと諦めの気持ちにもなっていました。
一時、派遣会社から待遇の良くない仕事の依頼が来た時に、その仕事を受けようとも考えましたが、幸いにも別の派遣会社から良い仕事の依頼を貰うことが出来たので良かったです。
40代の転職でめちゃ苦労したが良い条件の職場に就けた
転職先が決まるまでには数か月間がかかってしまいましたが、転職して本当に良かったですし、良い選択ができて嬉しいです。
最初は派遣社員として働きましたが、約束通り半年後には正社員になることが出来ました。
なかなか次の就職先が決まらなかった時には焦りの気持ちが強くなって、また待遇の悪い仕事でもしなければいけないのかもしれないとまで思いつめたこともありました。
でも、苦労したかいあってか、幸いにも決まった転職先は待遇が良い職場でした。
前の仕事では残業が多かったのに残業手当は一切付かず、嫌な仕事も色々としなければなりませんでした。
不満ばかりが募る職場でしたが、転職先の仕事はやりがいがあって学べることが多かったですし、仕事が忙しくて残業も多いですがその分の残業手当もちゃんと付き張り合いも出ました。
なりより嬉しかったのは有給休暇が使えたことかな?
有給休暇もたくさんあり、その取得の方法も1日ごとだけではなく、半休、時間休など好きなように取ることが出来、プライベートな用事も済ませやすく精神的にもずいぶんと楽になりました。
また私が今まで経験してきた知識や資格を生かせる業務も多かったので、やりがいをもって働くことが出来るようになりました。
職場の環境も良くて、綺麗で施設が整った職場で働くことが出来たので、危険をおかして転職した甲斐があったと実感。
良い環境の職場は、そこで働いている人達も余裕があるため人間関係も良くて楽しく仕事をすることが出来るようになりました。
悩んでいるなら、ほんの少し勇気を出して前に進んでみませんか?
応募できる求人すら見つけられない40代急増中まとめ
最後に要点をまとめておきます。
- 専門学校の講師をしていたが待遇が悪く転職を決意
- ハローワークで求人を探したが応募すらできなかった
- 40代ってだけで面接すら受けさせてもらえない現実に絶望
- 苦労して悩んだ甲斐があってか良い転職先が見つかった
苦労してやっとの思いでつかんだ幸せは、同じ苦労をした者にしか分からない喜びがありますよね?
ただし、最初から転職手段を絞って活動すると長引く傾向にあるので、次からは気を付けましょうね。
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